湖畔の左へ

生活するために書くブログ

今日の一杯(1杯目)

自宅ハンドドリップ
・ブラジル×2
ブレンドブレンド+ブラジル)

低温焙煎(正確な呼称は不明)のブラジル100gが挽き終わった。少し余った分は、ある店で買ったあまり美味しくないブレンド豆にさらにブレンドして使い切った。あのブレンドには、ちょうど深みが必要とされていたような気がしたので、強めに焙煎されたブラジルを足してみたら、予想以上に美味しく飲めた。まずい豆からも学べることはある。まず生豆の段階で品質の良くない豆は、焙煎してもやっぱり美味しくない。例のブレンドの豆は、油っけがなく、カサカサしている一方、ブラジルは焙煎後2週間以上経っているにも関わらず、油でツヤツヤしていた。豆が古くなると、油っぽさが抜けたり、変質して味に悪影響が出るとか、そういう話なのではないだろうか。ブレンドを買った店に陳列されていた生豆は、いつからそこに入っていたんだ?と思わせる何かを醸し出しており、こいつはきっと古いんだろうなという感情を抱かせる説得力があった。または、焙煎方式の違いが豆の油分の保持に関係してくるのかもしれない。

焙煎が深いと、苦みがあるが酸味のないマイルドな味わいとなり、浅いと苦みより酸味が強く出る。また、深煎りはカフェインが少なくなるそうだが、どのくらいの塩梅で少なくなるのかは知らない。相対的に少ないというだけで、そこまで劇的にカフェインが少なくなるわけではないだろう。

豆の保管用に、ステンレスの茶筒が欲しい。コーヒー豆を保管する容器は、外の光を通さない透明でない入れ物の方が適しているという。何か細身でシンプルなシルバーのものを探すつもりだ。それから、コーヒー豆用の軽量スプーンがあると便利だ。毎回豆の量は適当なので、スプーン単位で量をコントロールするようになれば、より安定して淹れることができるようになる。

・今後の予定
ステンレス容器の購入
計量スプーンの購入
低温長時間で焙煎している店を訪問
コーヒーの雑誌を読む
本気のエスプレッソを飲む
銀座でブラジルコーヒーを飲む

・中長期的課題
自宅でエスプレッソを作るには
コーヒーを茶筅で点てる実験

どうしてもっと早くコーヒーにはまらなかったんだろう。10年前だったら、喫茶店でバイトしてみようとしただろうなあ。昔を思い返していたら、大事なことを思い出した。中上健次を読むきっかけを作ってくれた先輩に感謝しないといけない。中上健次からジャズ喫茶通いが始まって、そこからコーヒー道に進んでいったのだった。人生に何がきっかけでどう転ぶか分からない、ということを、人生で初めて実感している。