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生活するために書くブログ

雑記

今日は何をしてもうまくいかない系の日だった。しかしそれだと自分がまるでボンクラみたいなので、日記を書こう。

楳図かずおの『14歳』の最後の方を立ち読みした。チキン・ジョージが生まれてから里帰り?するまでの人類の滅亡とゴキブリの希望、それから宇宙ではどんな想像も許されるという話だった。人が無残に死ぬ描写が多すぎてげんなりした。物語中で人が死んだり殺されたりすることがあってもいいけど、作者には自分で生み出した死を物語中で決算する責任があると思う。ただ残酷な描写をするためだけに死を描くことは、あえて積極的に虫を殺して周りに報告してくるような薄気味悪さがある。楳図かずおの場合、画風そのものが薄気味悪いが、プロット立てのスタンスも自分には受け入れがたいものがある。

なんだか頭で作られている感じがして、そこまで引き込まれないなかった。想像力を一定期間持続させたことは、楳図かずお自身にとっての価値になったはずだが、自分にまで何かの効果が波及することはなく、要は時間の無駄だったな、と思ってしまった。

※2017/12/3の下書きを書き上げた。