湖畔の左へ

生活するために書くブログ

雑記

永遠の嘘をついてくれ

中島みゆきが作曲し、吉田拓郎に贈った『永遠の嘘をついてくれ』という歌が大好きで、「永遠の嘘をつく」というフレーズが、座右の銘ともなっている。 少し前に、絶対に破れない愛を誓うにはどうしたらいいか、という趣旨の増田が投稿されたが、すぐにこの「…

佐藤春夫『海の若者』解説

『海の若者』 佐藤春夫若者は海で生れた。風を孕んだ帆の乳房で育った。すばらしく巨くなった。或る日 海へ出て彼は もう 帰らない。もしかするとあのどっしりした足どりで海へ大股に歩み込んだのだ。とり残された者どもは泣いて小さな墓をたてた。 佐藤春夫…

植民地から愛を叫ぶ

自分が植民地化していると仮定する。家の権化である母親に、家という私自身に由来しない法律を強いられ、どのように生活すべきかを規定する力を行使されるなどしている。植民地とされながらも、入植者への愛も併せ持っている。愛ゆえに、家の法に背く行動を…

孤独を取り戻す

「独身40代の孤独」の正体とは - セカイノカタチ https://qtamaki.hatenablog.com/entry/2018/09/04/23262740代の孤独についてのエントリを読んだ。今自分は孤独じゃない。パートナーと互いに頼りあっている。もしかして割と危ういのではないか。どちらかが…

スクラップメモ

気になったので、少しだけ考えてみよう。「世界のすみ分けが露骨にネット上で可視化されている」荻上チキ氏に聞く 分断するネット社会のいまhttp://blogos.com/article/321033/いろいろな意見がフラットに並ぶようになって、個人はそれらのうち、自分の意見…

50%自由、50%思考停止

会社に50%くらい馴染んできたと思っているが、これは変化であって成長ではない。これ以上会社組織に同調すれば、思考の自由を明け渡す危険が高まる。一人で目的を追求する場合、何かあったときには自分一人だけの責任になるが、組織の目的と自分の目的を一致…

坐禅するとき押さえたい5つのコツ

坐禅歴7年が教える坐禅のコツ! 1.頭は天井を割り、尻は地球を刺す。2.肩の荷を降ろす。(愛、国など)3.息を吐ききったあと、どうにかしてまた息を吐く。4.腹でパルテノン神殿をこしらえる。5.これらを忘れる。以上、めざせ!ヨガマスター!

辛い辛いも洒落の内

辛い辛いとみんな言う。ということは、みんな辛いのだ。しかし、辛いということを本当に理解していれば、本気で辛いと言うことは憚られるはずだ。(難読)「辛い」と言うのは「私は生きている」と言うのと同じことだ。わざわざ主張しなくても、生きているのは…

マイルールとマイブーム

坐禅での呼吸はこれまで、吐く時に腹をへこませて吸う時に膨らませていた。恵比寿腹のような、丹田あたりがぽっこり出ている絵が念頭にあり、いつか坐禅に熟達する頃に腹が出ているように呼吸するものだと考えていた。しかしヨガの呼吸法に、吐く時も吸う時…

アクセルと緊張

・何でも人のせいにするのが癖になっているのは駄目だけど、自分をある程度守ろうという明確な意思をもってするなら、人のせいにするくらいは許されます。誰が許すかというと、自分が許します。よく練習した人だけがアクセルを踏んでよい、という話です。 ・…

体が心を動かす

背筋を伸ばす努力さえ欠かさなければ、自ずとよい結果が着いてくると思った。背筋を伸ばすと呼吸が深く穏やかになって、気持ちが落ち着いてくる。とりあえず姿勢を調えれば、呼吸が調う。呼吸が調えば、体の内側の緊張がほぐれる。体が楽になれば、リラック…

心と体の重心

長時間電子機器のディスプレイを見ていると、身体の重心が目に来ているなと思うことがある。物理的な重心というよりは精神的な重心だ。この場合の身体とは、物質であると同時に、その物質の体積や表面にこだわらず展開される精神的な場、あるいは精神そのも…

鯉と私

心のなかに池があり、ぷかりぷかりと蓮の葉が浮かんでいる。音というものはもとからない。横隔膜と平行にどこまでも広がる池に、数匹の鯉がいる。こちらから近づくと鯉の方からも寄って来る。近くまで来た鯉は、餌を求めて口をぱくぱくとさせている。その様…

杖を折れ

自分はひどい人間だとか、自分はクズだといった、ネガティブで主観的な自己イメージはもっともらしく思える。そうかもしれないな、そうだったら嫌だなという恐れからネガティブイメージに思いを馳せているだけなのに、そうして回数を重ねているうちに、思い…

フクロウと私

無茶苦茶なポスト・ジャズを聴きながら日記を書こうかな。すこし頭を動かさないと、脳みそがチョコレート・ケーキみたいに重たくなってしまう。フクロウが好きで、フクロウを飼ってる人をフォローして楽しんでいる。同じくフォローしている史群アル仙という…

カワイイとは何か

なんか最近、「カワイイ」という感覚がわかってきた。思考を離れ、計算や疑いなどを司る客観を忘れ、ぼんやりリラックスしよ〜という話なのだあれは。「カワイイ」とは、テンションを自動的に押し下げる機能を指し、その利用にはほんの少しのエネルギーがあ…

単純な罠

単純なことは何か行動を起こすきっかけになりやすいが、そのきっかけになりやすいというところを餌にした、私たちに行動を起こさせる袋小路の罠であるように思える。単純さ、わかりやすさのなかで、進んでいるように見えながら実は停滞している。動機が単純…

アウトプットの秋

日記をほとんど書かない生活が続いているが、昨日から、何か書かずにいられない焦りを感じている。秋はアウトプットしたくなる季節なのかもしれない。頭と目が重い。頭はそりゃ重いだろうが、目が重いのはなぜか。目周辺の筋肉が緊張しているのだろうか。指…

3の思想

「私は他の誰よりも弱い、能力がない、クズだ」という確信に近い自己認識を、「3の思想」とよぶことにする。これはトランプゲーム大富豪で最弱の3に由来する。大富豪では、弱いカードばかりがきてしまったプレイヤーにも一発逆転のチャンスが生まれるように…

The Perfect Hatener

「先生…、はてな村って何でしょう?」「はてな村とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考に現れる幻想だ。普段はそんなものは存在しない」

釣りブーム朽ちろ

釣られること、つまり間違った情報や実際より大げさな情報を鵜呑みにしてしまうことを警戒したり、警戒レベルを高く保ったりするのはよい。しかし、設定した警戒線を越える事案のあるたびにけたたましく警報発令することに生き甲斐感じてる風な人は朽ちてほ…

大破した私吐いた

いつの間にか書いていた400日分以上の日記を、今日は最初の一日目から最新までざっと目を通した。拷問だった。正視に耐えないエントリは速攻消去でやり過ごし、這う這うの体でゴールにたどり着いた今グロッキー。あたまいたい。はきそう。長く放置してきたゴ…

頭と体

風邪ひいたから寝なきゃいけないけど、寝るのがしんどい。雑記を書こう。法然の選択本願念仏集にあるという四字熟語をメモ。貧窮困乏 びんぐうこんぼく 愚鈍下智 ぐどんげち 少聞少見 しょうもんしょうけん 破戒無戒 はかいむかい これらを体現するような、…

「神経ガス」の強制力

神経ガスでない原因で、シリアではこれまでに7万人以上が死んだという。大量破壊兵器の使用は禁忌であるけれど、それでようやくシリアで続く騒乱のあれこれを知ってみれば、シリア政府軍だか反政府軍だかのこれまでの殺し方が神経ガスと比べて相対的に穏当だ…

心に耳を傾ける

今週のお題「寒さに負けない方法」私の方法は、「死ぬほど恥ずかしい記憶をありありと頭に思い浮かべる」です。細かいところまでしっかりプレイバックしましょう。顔を始め、胸や手足に至るまでどくどくと脈を打つに至るその温熱効果たるや汗をかくほどです…

回文日記

採る星飲み溜め空、世界。風ら染めた実の搾るととるほしのみためそらせかいかぜらそめたみのしぼると 友人が「ほしぞらせかい」をタイトルに詩を書くほどの境地にあるらしい。羨ましくないような羨ましいような。そういえばリンクをいただいているある回文サ…

タイトル変更

『清く正しく潔く』にも飽きてきた。別のにしたい。でもとくに思いつかない。なので今あるものに少し手を加える方式で、タイトル変更。というわけでしばらくこの日記は、『ただし、清く潔く』。ブログテーマも変えよう。アレルギー性鼻炎がひどいこのごろ、…

公開後悔しないよう

リンク元にやたら「アブラクサス+感想」からのアクセスがあるなと思ったら、Yahoo検索の「アブラクサス 感想」でトップにきてる。確かに以前玄侑宗久の『アブラクサスの祭』を読み、タイトルに感想と付くエントリをアップしたけれど、まったく感想の体をな…

ハイクの日も回文

手に留めゆかいなはてなハイク。ニクい花ではないか、夢とにててにとめゆかいなはてなはいくにくいはなではないかゆめとにて 今日8月19日ははてなハイクの日ということで、「はてなハイク」を核にした作。所要時間1分くらい。いい回文が早くできるのは、…

泳ぐ

世界水泳を観てからというもの、泳ぎたくてしょうがなかった。そして今日ようやく市民プールへ。アルバイトを終えてから行ったので二時間300円のところを一時間弱しかいられなかったのが残念だったけれど、プールを出た直後はふらふらで、体力的に二時間…